塗装工事の流れ ①調査「いつ塗るのか」 

今回から、塗装工事の流れについて紹介していきます。あくまでもDIYに興味がある人で初心者の方向けに紹介していきますのでご了承ください!


早速ですが、塗装は読んで字のごとく、塗料を塗る作業になります。しかし、塗料と刷毛やローラーを用意して、いきなり塗り始めてしまうと痛い目を見ます。(笑)


塗装工事に限らず工事には準備から完了までしっかりと順序があり、それを順守することで良品質を手にすることができるのです。

それでは、今回は一番始めに行う「調査」について紹介していきます。

周囲が汚れないように保護しておけば塗って良いでしょ?なんて思ってはいけません!調査が大事なんです!じゃあ何を調査するの? それは下記の通りになります。


「いつ」・「どこで」・「だれが」・「何を」・「なぜ」・「どのように」・「どれくらい」塗るのか調査をしましょう!

ビジネスの基本なんかで5W1Hとかよく聞いたことありませんか?それに「How many(どれくらい)」を追加した6項目を基礎に調査をしましょう。


~いつ塗るのか~

「いつでもいいだろ!好きなタイミングで塗装させてよ!」なんて声が聞こえそうですが、タイミングはとても大事です。まずは、下のリンクをご覧ください。


https://s3b-prd-nptuweb-01.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/product/document/document_file/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%B3U100_prd_30.pdf


これは、日本ペイント株式会社が製作されている塗料の一つであるファインウレタンU100のカタログです。


こちらの「施工上の要点と注意事項」の㊳には「38. 塗装場所の気温が5℃未満、もしくは湿度 85%以上である場合、または換気が十分でなく結露が考えられる場合、塗装は 避けてください。」とあります。


つまり、気温が低すぎたり、湿度が高い場合、品質が損なわれる可能性があるということです。


例えば、真冬の寒い日や、梅雨時期や真夏の降雨後のじめじめした日などに塗装をすると品質を低下させてしまいます。


気温は低い場合

塗料が乾燥するまで時間がかかってしまう

塗装に限らず塗料は気温が低いと硬化(固まる)まで時間を要してしまいます。時間がかかってしまうと、その間に埃や水分が付着するリスクが高まる上、塗膜が剥がれてしまう場合があります。


湿度が高い場合

結露などで塗料が分離・流れてしまう。

こちらも塗装に限らず塗料は湿度が高いと空気中の水分で塗料成分が分離してしまったり、そもそも塗る場所が結露で濡れていると密着力が低下し塗膜の剥がれにつながります。


また、換気が悪い場所なども同様に結露等で品質を低くしてしまいます。


以上のことが、当てはまらなければ基本的に塗装は可能にはなります。しかし、塗ったときの環境は条件が良くても硬化中に温湿度が変化し、条件が悪くなった場合も同じく品質を低下させてしまいます。そのため、「気温が低下しやすい夕方~夜」や「降雨後気温が急上昇する予報がされている日」等は特に注意が必要です。


いかがでしたでしょうか。「いつ」に関して調査・計画はしっかり行うことで、品質確保につながるのです。

今回は、以上になります。

次回もお楽しみに!


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